シナリオ
崩壊する中国逃げ遅れる日本―北京五輪後に始まる戦慄のシナリオ
崩壊する中国逃げ遅れる日本―北京五輪後に始まる戦慄のシナリオ宮崎 正弘
中国はなぜ分裂しないか
中国がいずれ分裂するであろうと見ている評論は多い。
今の中国は多くの矛盾を抱えているからです。都市部と農村部の貧富の差の開き、富裕層と貧富層の存在、民族問題と同じ漢民族でも地域間による違いなど、分裂する理由は書ききれないほどあります。
特に富裕層と極貧農民の開きは社会モラルの低下という、目に見える形ではっきりとしてきました。
中国は崩壊するでしょう。
しかしその前に一暴れするかもしれません。
日本は注意して、その崩壊に巻き込まれないようにしないと行けないと思います。
国威高揚のための軍事力強化は脅威です。何より、GDPはともかくも世界第4位なのですから、その崩壊は経済面のみならず、軍事面での危機でもあります。
著者の指摘するとおり
宮崎氏の指摘したとおり、スピルバーグは北京オリンピックの舞台監督を降りた。著者が中国の名所で買ったミネラル・ウォーターは泥水だった。
一人っ子政策の弊害として、男の子がほしいがために1億人の女の子が堕胎された。ホームレスだらけの中国。全て現実の中国である。
そのほかに環境問題・ヤクザ・等、中国の歴史の通り、モラルが崩壊していく国は破壊される。
しかしながらその消費量にこびるアメリカ・EU・バチカン・等々。
どっちに転がるかわからない結末をもうまもなく目の当たりにすることになる。
本書は一読の価値あり。
崩壊する中国逃げ遅れる日本―北京五輪後に始まる戦慄のシナリオ
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ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)
ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)佐々木 智広
確かに指南書ではあるんですが……。
非常に感想が難しいのですが、他のレビューで指摘通り、実在作品を取り扱った例えの話しが多すぎる気がします。
(例えばキャラ造形のところでは、ロマサガや三国無双のようにキャラが切り替わるタイプの作品はプレイヤーに客観性を保ちながら、主人公に感情移入できる)
↑ほぼそのままの引用です。
当該作品をプレイしていない人にとっては、なにがなんだかわからないでしょう。
序破急のことをシーン、シークエンスというのだが、FF10のオープニングでも同じ構成です。
自分もこのようにFF10のネタで説明されても、まったくわかりませんでした。
(ちゃんと本書にも図や文章でシーン、シークエンスの説明はしているのに、なぜ改めてこのような実在作品を用いて出すのかは理解できない)
実際にツクールシリーズをやりながらとか、アドベンチャーゲームを製作しながらだったら、まだ使える価値がある本だとは思うのですが……。
今一歩なんとも納得がいかない本です。
反面教師として
読み始めは、キャラクター作成の体系など、とても分かり易く、
専門学校でも教べんをとっていらっしゃるほどですし、経験も裏づけされているのでさすがだな、
と思っていました。…が。
気になるのは、要所要所で、「『○○』の誰々のように」と、
ある程度誰でも知っていそうなゲームや漫画・映画のキャラクターと
照らし合わせるのですが、
正直、「どんな作品の誰?」が分からなければ、
例え話も成り立ちませんし、そうすると内容の伝わり方もかなり分からなくなります。
有名な作品だから知っておくこと、
それも一つの知識ではありますが、全てを網羅することにも個人差があることを
了解しながら書いていただきたかった。
(実際、私には分からない作品やキャラクターがありました)
極めつけは、とあるゲームのオチに触れていたこと。
「逆転裁判」というゲーム中で誰が死ぬのか。
「ポートピア連続殺人事件」の犯人は誰なのか。
どちらも、キャラクター設定の面白い裏切り方として扱われていましたが、
(確かにそうかもしれませんが)
私は「逆転裁判」の好評ぶりを聞いていて、
いつかプレイしたいと思っていただけにしごく残念・無念でした。
「ポートピア…」の犯人はあまりにも有名ですが、
これも知らない人が読んだら、さぞ白けてしまったことでしょう。
怒りすら感じるかもしれません(私は感じました)。
ゲームシナリオの書き方としては、他のレビュアーの方が書かれている通り、
良書の面があるでしょう。
しかし、私は、人に教える教本として、
「これはやってはいけないだろう」
という思いで、この本を反面教師として捉えました。
取り急ぎ、「逆転裁判」をこれからプレイされる方は控えた方がよろしいかと。
文句なし
本書の最初のほうは、この本の著者が『ゲーム製作でシナリオ担当になってから成長していく過程』を面白おかしく書いてあるのですが、これが面白い。この手の本を読むのが苦手だな?という人でも、この部分を読むことで本にのめり込む事が出来、この先の講座部分を苦もなく読んでいくことができます。
図や絵を使った説明が非常に分かりやすく、シナリオ作り初心者の方にでも簡単に内容を理解することが出来るところもも申し分なしです。誰もが知っているゲーム、小説、映画等を例にあげての説明も分かりやすいですね。
所々にジョークも混じっていて、笑いながら学べるという感じですね。しかも、それでいて内容も一流。読みながら「ほぅほぅ、なるほどね?」と思うような事ばかりです。
「これからゲームを作ろう」とお考えの方はもちろん、「ゲームのシナリオってどうやって作られてるんだろう」と疑問に思っわれている方にも、買って損のない本だと思います。
ゲームシナリオの書き方 基礎から学ぶキャラクター・構成・テキストの秘訣 (NEXT CREATOR)
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夢を語る技術〈5〉神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術 (5))
夢を語る技術〈5〉神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術 (5))
まさに「人生そのもの」の解説書。
人の一生を分析して抽象化したような本です。
本書で解説された各ステージ、各キャラを、身近な人や事件、出来事に当てはめてみると「なるほどな」と納得します。
人が生きるうえで避けられない障害(別離、裏切り、喪失など)は多々ありますが、こういう本で「人生ってそういうものなんだ」と何となく理解できていれば悲劇的な結末(自殺、殺人など)は避けられるのかもしれません。
なぜなら、目の前の試練の先には宝(和解、成長など)があるかもしれないという期待がもてるから。
この本で語られたパターンで世の中すべては説明できませんが、知らないよりも知っていた方が圧倒的に便利です。
なぜ昔話やおとぎ話が受け継がれてきたのか。
それだけの価値、真理が含まれているからかもしれません。
誰かに何かを表現し伝える機会がある人すべてが、一度は目を通す価値がある本です。
値段以上の価値はあると思います。
どちらかというと読みにくいので、蛍光ペンなどでポイントに線引きしながら読む必要はあるものの、世の中や人間を見つめる一つの視点(型)が手に入る貴重な1冊だと思います。
応用は無限大です。
成功への道筋
僕はこの本を成功哲学の本として評価をしています。
「自分らしく生きよう!」そう決めた人が体験するであろう道筋が書かれています。
第一幕 出立、離別
1.日常の世界
2.冒険への誘い
3.冒険への拒絶
4.賢者との出会い
5.第一関門突破
第二幕 試練、通過儀礼
6.試練、仲間、敵対者
7.最も危険な場所への接近
8.最大の試練
9.報酬
第三幕 帰還
10.帰路
11.復活
12.宝を持って帰還
という12のステージに従って人は成長をしていくという。
英雄物語に人が共感するということは、無意識にそのことを知っているからなのだ。
さらに出会う人たちのアーキタイプも興味深い。
1.英雄
2.賢者
3.門番
4.使者
5.変化する者
6.影/悪者
7.いたずら者
本当に典型的なキャラクターな人たちに出会うのです。
人生という冒険物語の指南書としてもオススメな1冊です。
神話という人間の心理は普遍的な真実なんでしょうね。
ちょとお高いですが、価値ある一冊です。
神話というと我々が生きる今の世の中とは隔絶したイメージを抱きがちですが、映画のシナリオなどは神話の展開をベースに構成されているとは有名な話です。
あのスターウォーズはその典型だそうです。
本書を読めばそれがすごく納得がいくと思います。
そのほか、アナタのこれまでの人生で経験されたことなんかをこの本に納められている神話の展開に当てはめてみると…、結構その通りに進んでいたなどと思ってしまうこともあるかと思います。
一読の価値はある本です。
夢を語る技術〈5〉神話の法則―ライターズ・ジャーニー (夢を語る技術 (5))
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ファイナルファンタジー12 シナリオアルティマニア (SE-MOOK)
ファイナルファンタジー12 シナリオアルティマニア (SE-MOOK)
従来のアルティマニアではない
地図が別々のページにありますから、使いにくいと言えば使いにくいです。ですが、モブ討伐やサブイベントなどストーリー制覇にはオススメの一冊です。
対となっているバトルアルティマニアの方はストーリーの事はほとんど書かれておらず、武器や防具の入手方法やモンスターの情報(何が盗めるか、何を落とすか)がページをほぼ占めています。
どっちか一冊だけ買おうという方はこのシナリオアルティマニアを買う方が良いと思います。
個人的には従来のアルティマニアと比べると使いにくく感じたので☆4つにしました。
シナリオの解釈にどうぞ
FF12は非常に面白かったのですが、色々シナリオの解釈が分からなくて苦労しました。しかしコレを見て、シナリオの解釈が出来てよかったと思います。
まぁ、ゲームを進めながら見てしまうといろいろとネタバレの要素もあるので、ゲームを一回自分の力でクリアしてから見てみましょう。僕は攻略本が無くてもクリア出来たので、頑張ってクリアしてからお願いします。クリアした後でもシナリオの復習をしてみたり、分からない事があったら開いてみるのも面白いかもしれません。
モブやレアモンスターの出現場所もバッチリ
FF12を遊び倒すには必携と言える攻略本です。
ストーリー上の攻略は勿論ですが、サブイベントを完全網羅している点が良いです。
モブ出現条件や依頼人の登場条件等も詳しく載っています。
今作のサブイベントは複雑にリンクしているのでコレがあれば把握は容易です。
特にレアモンスターは個人で探すのはかなりの困難なので本書は役に立つでしょう。
値段の高さが気になりますが充分濃密な情報量を提供してくれます。
完全に極めたい方にお勧めです。
ファイナルファンタジー12 シナリオアルティマニア (SE-MOOK)
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ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101
ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101ニール・D・ヒックス
物語とは何かを考えている人にとっては大変有用な本。
この本を知ったのは、
大塚英志の『キャラクター小説の作り方』によってだった。
本書で展開されている、物語には観客、
すなわち受け手の満足を得やすい類型がある、
という考え方は、とてもシンプルかつわかりやすいもので、
さまざまな実作に即応用が利くすぐれものだと思う。
散々指摘されてているように、訳文のまずさは否めないものの、
それを補ってあまりある充実した内容である。
補完的に、先の大塚英志本を読むことで、さらに理解は深まるだろう。
物語とは何かを考えている人にとっては大変有用な本。
アメリカの大学における脚本術の入門書
101は、大学の講義のコードナンバーで、最初に取るべきガイダンス的な概論のことです。ワークショップのサブタイトルどおり、脚本術のごくひととおりが網羅されており、各章ごとに練習問題もついています。
つまり、大学の初心者の教科書で、専門書ではなく、とくに目新しい理論はありません。構成も、ばらばらで、各項目の内容も、表面をなでた程度。その一方、脚本家としての生活の建て方のような話まで章を立てて取り上げています。脚本の書式も、アメリカのもので、日本とは大きく異なります。
この意味で、アメリカの大学に映画学で留学したい、と思う人には、必読書です。しかし、日本で映画を作りたい、と思うなら、あまり役に立たない、ほかにもっとよい本がある、と思います。それに、本の内容と、日本での仕事の進め方が違いすぎて混乱するかもしれません。
訳が酷いと言われていますが
翻訳自体は普通ですし、内容も大変充実しています。
他の翻訳本を読めばわかりますが、世の中の翻訳というのは大抵このレベルです。むしろこの手の本(脚本うんぬんではなく作者が「一般にはあまり使われない観念的な表現」を多用するもの)にしてはよく訳せていると思います。
訳がわからないと言う方はハリー・ポッターやローワンシリーズなどで優しい文章の訳に慣れてしまっているのではないでしょうか。
是非日本人が書いた文だと思って国語の読解のつもりで読む事をお勧めします。ポイントが頭に残りますし一石二鳥です。
それに脚本家など、文学創作系の仕事を本気で目指すのであれば、この程度の文は理解するべきでしょう。(これは主観でですが)
内容は、基本的なことをまとめた物ですが、一度その手法を獲得すれば今後の創作活動に大いに役立つでしょう。特に前半の解説は見物。
お勧めです。
ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101
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シナリオの基礎技術
シナリオの基礎技術新井 一
批判は的外れ!良書です。
野球を始めたばかりの初心者に、基礎をみっちり叩き込むのは当然の事。
いきなり変化球から教えたら、コーチ失格です。(肩が壊れる危険があります)
著者は 『 準備も無しにいきなり高い山に登るのは危険!!』 と、基礎理論を身に着ける事の重要さを説いており、さらに、本書を読めば、ある程度の脚本は書けるが、それ以上は作者の社会観、人生観が関わるので 『 教えようが無い! 』と、はっきり冒頭に書いてるのですが、批判氏はその辺読んでないようで・・・(読んで批判してるかどうかも怪しい)
そもそも『基礎技術』と書いてる本を、高次な段階の脚本家志望は読まないよね!
この本は、シナリオの書式に始まり、映像の脚本は、小説的思考や舞台的思考とは全く異なる事、時間の処理の仕方、人間関係の明確化、など、確かに当たり前の事ながら、初心者が忘れがちな事を事細かく、体系化して分かりやすく教えてくれます。
「分かりきった事しか書いてない」との批判もありますが、実際に大量の初心者脚本を分析して、陥りがちな失敗について、厳しく注意しているのです。適切な苦言として受け取るべきでしょう。
まぁ、例がやや古い、台詞を全く信用してない(沈黙にこそドラマがある!と言い切ってます)など、個人的には反発もありますが、これから脚本書いてみようかな?というド初心者は、読破しても絶対無駄にはなりません。お勧めです。
・・・自分は「脚本って大変だなぁ・・・」と思い知らされただけで、もういいです。(笑)
うーん
基礎技術ということだけど、この本、本当にいい本?
当たり前な決まりごとだらけで、これで面白い本かけるのかな?
台詞も古いし、発想は別で補うべきだと思う。
日本のシナリオ志望者が最初に読むべき本。
すでに二十年以上になりますが、現在でも、大学や脚本塾などで基本教科書となっているものです。まったくの初心者なら、ヒックスの『ハリウッド脚本術101』だのなんだの、あちこちに手を出すより、まず、こちらを丸暗記するぐらい読んでほしいものです。
本としての構成に体系性もなにもありませんが、シナリオを書く基本的な注意点が網羅されています。シナリオと呼べるものは、すくなくとも、ここに書かれているような注意点はすべてクリアしていなければなりません。(といっても、プロを称する連中のシナリオにも、この基本書の水準すら満たさない、ひどい書き散らしが多いのも事実です。)
ただし、この本は、シナリオの作り方の本で、物語の創り方そのものについては、触れていません。物語の創り方については、別の本を読む必要があります。また、この本の続編として、同じ著者の『映画テレビシナリオの技術』があり、そちらにストーリーの作り方、だの、ジャンル別の書き方、などが、いちおう記されていますが、残念ながら、古くて、つまらない。センスのさえが無く、読む必要はありません。むしろハリウッドものを、読んだ方がよいでしょう。
シナリオの基礎技術
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シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ
シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップジョセフ・ジャウォースキー
リーダーで「ある」こと
多くのリーダーシップ本が、リーダーに「なる」ことや、リーダーが「する」ことを扱っているのに対し、
本書はリーダーで「ある」ことを扱っています。
自分が世の中のために本当に貢献したいと感じていることを深く見つめ、
それに心底コミットして行動していくことで、
世の中に対する意識・無意識での見方・考え方・感じ方が少しずつ変わっていき、
それに応じて周りの人たちとの関係のあり方が新たなものとなり、
それによって協力者が集まり、貢献したいことが実現できるようになる、
ということのようです。
行動することからではなく、自分を見つめなおすことから始める必要があるようです。
同時期に出版された、デヴィッド・ボーム「ダイアローグ」や、
ピーター・センゲ等との共著である「出現する未来」を併せて読むとよさそうです。
心のあり方が問われている
シンクロニシティ。
偶然に関連する出来事がほぼ同時に起こること。
この物語を通じて、私が思い出したことは、
2005年に来日された、米スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授の講演。
その講演では、
「予期せぬ出来事を積極的、肯定的にとらえる」という
ハプンスタンス・アプローチを、クランボルツ教授自らが今に至るまでの事例で語って頂いた。
ただ、本書のジャウォースキー氏の場合は、
自らの夢の実現を強く願っている、という点が大きく異なる。
一方で、共通なのは、心のあり方。
夢は一生懸命願えば、叶うもの。
そう幼い頃は、信じていたのに、
大人になるにつれて、自分自身や周りの声によって、
自らの限界をつくってしまう。
経験と常識、という既成概念に囚われている。
生きている限り、可能性は無限大なのに。
本書から得た一番大切なことは、
自らの心のあり方。
『あるのは、やり方ではなく、あり方だ』-老子
そして、一心に取り組む姿勢、
真のコミットメントにより、変化の流れを起すことができる、という可能性についてだ。
そのためには、
『感じ方や考え方を変えられることは、
知識を手に入れることより重要である』
-デヴィッド・ボーム氏
(理論物理学権威、ダイアログ概念の生みの親)
『つまずいたところにこそ、宝物がある』
-ジョーゼフ・キャンベル氏(神話学者)
この印象的な2つの言葉を反芻し、
社会からの雑音を取り除き、
自らの心のあり方を、今一度考えてみたいと思いました。
夢を実現したいあなたに
リーダーシップに関して話題になっている本ですが、いわゆるビジネス書で語られるリーダーシップを想定して読むと目線がまったく違う事に驚きます。しかし今後ビジネスの世界でもオプションのひとつとしてポジショニングされる事でしょう。既存のリーダーシップ論に限界を感じているビジネスパーソン、また個人的に現状を打破して夢に動き出したい方には良書となるかと思います。
彼の魅力は、自分の描いた夢に向かって一心に取り組み、それを語り部のように語り伝えるところにあると思います。すると所謂ゾーンに入ったような状態になり、賛同者が回りに集まってきます。更にダイアローグという個々人の内省を伴う語らいを経て、一人の夢が共有され賛同者すべての夢に変容して、全員がひとつの夢に向かって前進し始めます。そこでリーダーのあり方はメンバーに奉仕する事で、夢を未来に起こる事実として創り出すことができる、という今まで聞いた事のないリーダー像でした。
本書は個人の経験を基にした自伝ですので、サーバント・リーダーシップが今後ビジネスにおいてどの様な位置づけになるのかは、もう少し時間がかかるのではないでしょうか。
感動的で興味深い内容でしたが、まだ理論として熟成を要する点で星4つとしました。
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シナリオ構想力 実践講座
シナリオ構想力 実践講座生方正也
成果物作成の過程のテンプレート
シナリオ=仮説と認識して、それをどのように構築してくのかの思考過程を学んでみたかった。つくれっていわれたら仮説立てれそうなきがするけども、2度目に考えたときに同じ過程を踏めるかと言われたら踏めない気がする。頭の中でのシナリオ構築の手順、目的が定型化されていなためかなと思っているので、正しい、あるいは有効なステップ学べればと思い購入。通読してみると、実際の仮説を構築して、発表するまでの手順が記載されている。テンプレートとして頭に叩き込んでおきたい内容だ。特に、データから情報への転換の考え方、光の当て方などは、情報を分析する上でいままであまり意識できていなかったと思う。伝える際に相手によって具体的に内容を変える手順なども面白かった。いろいろ考える仕事している人で、考える方法、考えた末での成果物を出す方法に疑問を持っている人は一読する価値はあると思います
問題解決のブラックボックスを分かりやすく解明してます
本書を読む前に同じシリーズの「定量分析 実践講座」を読みましたが、こちらは数式や計算を駆使しての分析で文系人間の私にとっては、「良く分かったけれど実践できるかなぁ」といった印象でしたが、本書の方は「そうそう、普段こういうふうにアイディアを作っていたんだ!」と得心しました。人それぞれ得て不得手がありますが、両方装備していれば、人材として強力な武器になるでしょう。これを読んだだけですぐ使えるほど甘くはありませんが、これらを入り口に得意分野を伸ばすもよし、不得意分野を補強するため参考文献を当たってみるのもいいと思います。
一般的には、シナリオ・プランニングでいう「シナリオ」とは、「将来考えうる外部環境の変化を構造的に捉えたもの」という意味あいですが、本書では「自らが生成物(アイディア,提案)を生み出すまでの考えの流れを構造的に捉えたもの」という意味合いで活用しています。ですので、むしろ問題(抽出を含む)解決の手順を、ケースを元に解説したものです。
問題解決力のワークブックといった印象で、ビジネス経験のある方であれば分かりやすく、容易に自分の仕事に当てはめて考えを進めながら読むことが出来ます。私は本書を読みながら、自分の顧客の課題に対する提案の生成物をひとつ組み上げることができました。一方、具体的な事例に沿って解説がされているので、ビジネス経験の無い学生にとっては実際の仕事をイメージして読み進めることができるでしょう。
経験豊かなビジネス・パーソンであれば無意識に活用している思考技術はブラックボックスといわれるだけあって、本人でさえよく分からない部分が多々ありました。職場の部下や後輩になかなか伝え切れなかった経験値をうまく体系化されていますので、コーチングや指導の手引きにも適していると思いました。
シナリオ構想力 実践講座
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SP
SP金城 一紀
グッジョブ。帯や装丁など、本のたたずまいもいいですね
フジテレビでオン・エアされたアクション・ドラマの脚本。
テレビをほとんど見ない、よって、このドラマのことも全く知らなかった私でしたが、緊迫したドラマの息遣いが伝わってくるシナリオでした。登場人物の台詞よりも、彼らの行動を描いたト書きっていうの? その文章の、シンプルで、臨場感に富んだ表現力が素晴らしかった。『エピソード4』、永正大学記念式典での、台詞の極端に少ないアクション・シーンにみなぎる迫力、ストップ・モーションを思わせる静謐な緊張感は、特に見事でしたね。
それと、シナリオの下の部分に記された作者・金城一紀のコメントが、とても興味深かったな。演じた俳優陣への率直な感想や、裏話的なエピソードの数々。最初は、わずらわしく感じたこの「作者のつぶやき・独り言」の箇所が、だんだんに面白くなっていきましたよ。ドラマをご覧になった方なら、きっと、楽しめるんじゃないでしょうか。
映画大好きな作者のこだわりが、随所に垣間見えたところも、読んでいて嬉しくなりました。『ゴッドファーザー2』の台詞が出てきたところでは、なつかしい親友に会った気がして、思わずにんまりしてしまった。作者の小説『SPEED』のアギーの台詞が、ちらっと脳裏をよぎったのでした。
小説だと思ったら・・・
実際に手にとって見ると小説ではなくシナリオブック、台本でした。のでちょとがっかり。
『おっ、金城の新作でた。』と思ったファンの方は要注意です。
で、中身のほうですが前述の通り台本なのでドラマを見ていない人には楽しめないかなぁ?
でもドラマを見た人には120%楽しめます。
なぜなら1ページに1つ以上、金城さんの注釈が入るからです。
これが実に面白い。ドラマとの違いや、裏設定
さらにはドーデもいい独り言まで、実に楽しませてくれます。ここだけ読んでもいいくらいです。
4月5日のSPSPまでこれを読んで楽しみに待ちましょう!
素晴らしい出来です
シナリオについては言うこと無し。
オンエア時にはカット・変更されたシーンも含まれており、ファン必見です。
また、この作品の原案・脚本を担当した金城氏による脚注には裏話も載っていて映像を見た人も再度楽しめるようなつくりになっています。
本の最後には使用楽曲・キャストのリスト等もついていて、まさにSPに関する情報が集約された1冊。装丁も綺麗で大満足でした。
春のSPSPに向けて復習の意味も兼ねて読んでおきたい一冊です。
SP
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