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SP金城 一紀グッジョブ。帯や装丁など、本のたたずまいもいいですね
 フジテレビでオン・エアされたアクション・ドラマの脚本。

 テレビをほとんど見ない、よって、このドラマのことも全く知らなかった私でしたが、緊迫したドラマの息遣いが伝わってくるシナリオでした。登場人物の台詞よりも、彼らの行動を描いたト書きっていうの? その文章の、シンプルで、臨場感に富んだ表現力が素晴らしかった。『エピソード4』、永正大学記念式典での、台詞の極端に少ないアクション・シーンにみなぎる迫力、ストップ・モーションを思わせる静謐な緊張感は、特に見事でしたね。

 それと、シナリオの下の部分に記された作者・金城一紀のコメントが、とても興味深かったな。演じた俳優陣への率直な感想や、裏話的なエピソードの数々。最初は、わずらわしく感じたこの「作者のつぶやき・独り言」の箇所が、だんだんに面白くなっていきましたよ。ドラマをご覧になった方なら、きっと、楽しめるんじゃないでしょうか。

 映画大好きな作者のこだわりが、随所に垣間見えたところも、読んでいて嬉しくなりました。『ゴッドファーザー2』の台詞が出てきたところでは、なつかしい親友に会った気がして、思わずにんまりしてしまった。作者の小説『SPEED』のアギーの台詞が、ちらっと脳裏をよぎったのでした。

小説だと思ったら・・・
実際に手にとって見ると小説ではなくシナリオブック、台本でした。のでちょとがっかり。

『おっ、金城の新作でた。』と思ったファンの方は要注意です。

で、中身のほうですが前述の通り台本なのでドラマを見ていない人には楽しめないかなぁ?

でもドラマを見た人には120%楽しめます。

なぜなら1ページに1つ以上、金城さんの注釈が入るからです。

これが実に面白い。ドラマとの違いや、裏設定

さらにはドーデもいい独り言まで、実に楽しませてくれます。ここだけ読んでもいいくらいです。

4月5日のSPSPまでこれを読んで楽しみに待ちましょう!

素晴らしい出来です
シナリオについては言うこと無し。

オンエア時にはカット・変更されたシーンも含まれており、ファン必見です。

また、この作品の原案・脚本を担当した金城氏による脚注には裏話も載っていて映像を見た人も再度楽しめるようなつくりになっています。

本の最後には使用楽曲・キャストのリスト等もついていて、まさにSPに関する情報が集約された1冊。装丁も綺麗で大満足でした。

春のSPSPに向けて復習の意味も兼ねて読んでおきたい一冊です。
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