ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101

ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101ニール・D・ヒックス物語とは何かを考えている人にとっては大変有用な本。
この本を知ったのは、

大塚英志の『キャラクター小説の作り方』によってだった。

本書で展開されている、物語には観客、

すなわち受け手の満足を得やすい類型がある、

という考え方は、とてもシンプルかつわかりやすいもので、

さまざまな実作に即応用が利くすぐれものだと思う。

散々指摘されてているように、訳文のまずさは否めないものの、

それを補ってあまりある充実した内容である。

補完的に、先の大塚英志本を読むことで、さらに理解は深まるだろう。

物語とは何かを考えている人にとっては大変有用な本。

アメリカの大学における脚本術の入門書
 101は、大学の講義のコードナンバーで、最初に取るべきガイダンス的な概論のことです。ワークショップのサブタイトルどおり、脚本術のごくひととおりが網羅されており、各章ごとに練習問題もついています。

 つまり、大学の初心者の教科書で、専門書ではなく、とくに目新しい理論はありません。構成も、ばらばらで、各項目の内容も、表面をなでた程度。その一方、脚本家としての生活の建て方のような話まで章を立てて取り上げています。脚本の書式も、アメリカのもので、日本とは大きく異なります。

 この意味で、アメリカの大学に映画学で留学したい、と思う人には、必読書です。しかし、日本で映画を作りたい、と思うなら、あまり役に立たない、ほかにもっとよい本がある、と思います。それに、本の内容と、日本での仕事の進め方が違いすぎて混乱するかもしれません。

訳が酷いと言われていますが
翻訳自体は普通ですし、内容も大変充実しています。
他の翻訳本を読めばわかりますが、世の中の翻訳というのは大抵このレベルです。むしろこの手の本(脚本うんぬんではなく作者が「一般にはあまり使われない観念的な表現」を多用するもの)にしてはよく訳せていると思います。
訳がわからないと言う方はハリー・ポッターやローワンシリーズなどで優しい文章の訳に慣れてしまっているのではないでしょうか。
是非日本人が書いた文だと思って国語の読解のつもりで読む事をお勧めします。ポイントが頭に残りますし一石二鳥です。
それに脚本家など、文学創作系の仕事を本気で目指すのであれば、この程度の文は理解するべきでしょう。(これは主観でですが)
内容は、基本的なことをまとめた物ですが、一度その手法を獲得すれば今後の創作活動に大いに役立つでしょう。特に前半の解説は見物。
お勧めです。
ハリウッド脚本術―プロになるためのワークショップ101

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