スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡

スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡林 信行買っておいて損はない
まず、写真が美しい。

そして間違いなく後世に残る経営者だ。

iMac,iPod,iPhoneと続け様にヒット商品を産む出す能力はどこから生まれてくるのか?

21世紀に残して置きたい本の1冊として購入しました。

とにかく、購入すべき1冊です。

「Mac Fan」ならぬ「Jobs Fan」
古くは「六色リンゴロゴ」「Lisa」、さらに「NeXT」「PIXER」、そして「IMac」「iPod」「iPhone」など、彼が関わったプロダクトや会社などごとに当時のエピソードなどを数ページずつ、そして本文とほぼ同じページ数を割いて彼の写真と名言で、その足跡を綴っている。一言でいえば、「Mac Fan」ならぬ「Jobs Fan」といったところ。

本文はとてもコンパクトにまとめられており、この本を手に取る人のほとんどは知っているであろう内容。やはりこの本は数々の写真のためにある。個人的にはジョブズとゲイツが並んで笑っている公開インタビューの写真(伊藤穣一氏が撮ったもの)が好きだ。

ともかく彼のファンのためのものだが、こんな本にもなる「ビジネスマン」を私は他に知らない。ビジネスマンというと語弊があるかもしれないが、たとえタイトルのとおり「クリエイティブ・ディレクター」としても、たいていはその人が「生み出したもの」にフォーカスをあてているはず。芸能人でもない人物にこれだけの写真を使った本が出るということが、彼の実績と生き様に多くの人を惹きつける力があることを証明しているといえる。

私はMacを持ってないが、こういう人がいないと世の中面白くないし、癌が発見された後、奇跡的にカムバックできて本当によかったと思う。

ジョブスとアップルの偉大なる歴史を振り返りつつ、秀逸なブランド本として読むと面白い。
本書は、ジョブズやアップルの生い立ちや歴史などを振り返るものであるが、副題にあるとおり、偉大なクリエイティブ・ディレクターの軌跡を描いた仕上りにもなっている。彼の発想や仕事の進め方などは、まさにクリエイティブ・ディレクターのそれに等しい。強烈かつ斬新なビジョンの提示、極めてハードルの高い目標設定、優秀な人材のスタッフィング(競合他社からの引抜き含めて)、過酷ともいえる程タフな労働と効果的な動機づけ、デザインの細部までの異常なこだわり、など、ごく普通のITベンダーの経営者の常識的な働き方、発想とは一線を画していることがわかる。そして、それらがアップルのプロダクトやデザインの魅力に直結しているし、単なるプロダクトを超えたブランドに結実しているのだと感じる。本書は、秀逸なブランド構築の事例を著した書物として読むとより一層の手応えを感じるだろう。書棚に残る一冊であると思う。読み手がジョブズやアップルのことを知らない場合は、より一層インパクトが大きいだろう。
スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡

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